働く世代の糖尿病リスク
日本の30歳から59歳の会社員の方はざっくり男性の3人に1人、女性の5人に1人が糖尿病を発症していました。
BMIが上がるほどリスクが高まります。
体重管理に気をつけましょう!
日本の労働人口の2型糖尿病発症について追跡した調査です。
日本の30歳から59歳の労働人口(男性46,065人、女性 7,763人 )を対象に2型糖尿病の発症について調査しています。
12の企業で働くおよそ10万人、ベースラインで糖尿病を発症していない方たちです。
糖尿病発症は、健診でHbA1c値が6.5%以上、空腹時血糖値が126mg/dL以上、随時血糖値が200mg/dL以上、あるいは糖尿病治療を受けている場合とされています。
結果として糖尿病発症の累積リスクは、男性で 34.7% (95% confidence interval, 33.1-36.3%) 、女性で18.6% (95% confidence interval, 15.5-21.7%)とのことです。
ざっくり男性の3人に1人、女性の5人に1人の割合です。
BMI別の結果は下記です。
肥満(BMI 30kg/m2以上) | 男性77.3%、女性64.8% |
過体重(BMI 25~29.9 kg/m2) | 男性49.1%、女性35.7% |
適正体重あるいは低体重(BMI25 kg/m2未満) | 男性26.2%、女性13.4% |
体重が増えるほど発症率が高くなっています。
健康な方も体重管理と定期的な検査で早く診断することが重要です。