新型コロナウイルス感染症・発熱外来(PCR検査)を受診される皆様へ。
新型コロナウイルス感染症は未だ分かっていない部分も多いのですが、
みえてきている特徴もあります。
濃厚接触者の方も、症状のある方も、
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暴露からいつ頃発症するのか?
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どの検査が有効なのか?
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重症度は?
が気になると思います。
それぞれを簡単に説明します。
当院は東京都の行政検査の指定病院になっております。
コロナ抗原検査、PCRは自己負担無しで検査できます。
(別途診察費用はかかります。例:初診で3割負担の場合3000円程度)
1.コロナの潜伏期間について
感染から発病までは1~14日と幅があり、5日前後が平均です。
最初の症状は発熱が最も多いです。
2.コロナの検査について
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新型コロナウイルス抗原定量検査
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新型コロナウイルスPCR
があります。
どちらも現在の感染を調べる検査ですが、それぞれの特徴を表にまとめます。
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調べるもの |
精度 |
結果が出るまでの時間 |
抗原検査 |
ウイルスの蛋白 |
ある程度のウイルス量が必要 |
数分 |
PCR |
ウイルスの遺伝子 |
抗原定性検査より少ない量のウイルスを検出できる |
検体提出(診療終了時刻)から6時間後 |
抗原検査は結果がその場で出るのが最大のメリットです。
ウイルス量が少ない場合には偽陰性がでるので、抗原検査が陰性の場合もコロナウイルス感染症が疑われる場合にはPCRを追加して行う事が有効です。
3.コロナの重症度分類について
入院か自宅待機かといった治療方針を決めるために重症度分類が重要です。
厚生省のコロナウイルス感染症の手引きからの抜粋です。
SpO2(経皮的酸素飽和度)がとても重要です。
コロナの有無に関わらずSpO2の低下はすぐに対応が必要な状況ですし、
コロナ陽性だとしてもSpO2が正常であれば緊急の対応などは現状行われません。
(重症化リスクの高い軽症の方に投与して重症化を防ぐ治療薬としてラゲブリオがあり、希望者には処方可能です)
当院は東京都の行政検査の指定病院になっております。
コロナ抗原検査、PCRは自己負担無し(検査費用無料)で即日検査できます。
(別途診察費用はかかります。例:初診で3割負担の場合3000円程度)