家族性高コレステロール血症
家族性高コレステロール血症は遺伝的な要素により若いときから悪玉コレステロール値が高い病気です。動脈硬化が進展しやすいので早期発見早期治療が重要です。
脂質異常症、コレステロールの異常は一般的には生活習慣に起因する病気です。
しかし、生まれつきの遺伝の要素が強い方もいます。
それが家族性高コレステロール血症です。
若いときから動脈硬化が進展し、心筋梗塞等の強い危険因子となります。
健診でコレステロールの異常を指摘された場合には注意が必要です。
特に、LDLコレステロールが180を超えている場合、
家族(2親頭以内の血族)に家族性高コレステロール血症や早期冠動脈疾患の方がいる場合、
などは要注意です。
診断基準が日本動脈硬化学会HP上のこちらで紹介されております。
http://www.j-athero.org/specialist/fh_s.html
また、家族性高コレステロール血症にはホモ型とヘテロ型があります。
ホモ型は難病指定も受けております。
難病情報センター:家族性高コレステロール血症(ホモ接合体)
http://www.nanbyou.or.jp/entry/65
コレステロール値が高くても特に自覚症状はありませんが、将来の健康ために治療を行うことが非常に重要です。
突然死したり長期の入院とならないよう予防に努めましょう。