減量方法と長期的な結果
いろいろな減量方法がありますが極端な摂取エネルギー制限による減量はリバウンドを起こしやすく長期的には効果が期待しづらいです。
運動と食事制限、人によっては薬も併用して減量しましょう。
様々な減量方法と1年以上追跡した結果に関するメタアナリシスです。
黒 アドバイスだけのグループ
黄 運動
青 置き換え食
紺 食事制限
緑 運動と食事制限
赤 オルリスタット(ゼニカルというやせ薬)
茶 シブトラミン(やせ薬)
水 極端な食事制限
極端な食事制限では短期間に体重が落ちていますがその後は落ちなくなっています。
継続的に痩せるためには他の方法が良さそうです。
摂取エネルギーが低いと筋量が落ちてしまい長期的に痩せられないと考えられます。
筋量が落ちることで基礎代謝など消費カロリーが下がるためにエネルギー収支をマイナスにしづらくなるためです。
また、シブトラミンの痩せる効果は強いですが死亡例もある危険な薬です。
運動と食事制限で健康的に減量しましょう!
肥満は生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)のリスクファクターですので、改善するよう頑張りましょう。
この研究では比較されていませんがサノレックスも食欲抑制効果などから減量に有効とされています。
保険適応は厳しいですが自費で治療する方もいます。
気になる方はご相談下さい。