海藻類の接種と心血管疾患のリスク
海藻類は色々と健康に良いものが含まれていますが、実際に心疾患の発症リスクを抑えることが報告されています。
積極的に食べましょう。
海藻類は、ミネラルやビタミン、可溶性食物繊維、フラボノイド(いわゆるポリフェノールのことです)を含んでいます。
理論的には良いはず、という状況です。これらは心血管疾患予防に役立ちますが、海藻摂取と心血管疾患リスクとの関連は明らかにされていません。
ということで海藻類の接種と心血管疾患のリスクの関連を調べた研究です。
日本のコホート研究のデータ( 1,493,232 人年)を用い、男性4万707人と女性4万5,406人が対象となりました。
日本人対象の研究ですと、(論文の結論を)より自分たちに適応しやすい気がしますね。
海藻をほとんど摂取しない群に対する、ほぼ毎日摂取する群の心血管疾患のハザード比は、
男性 | 女性 | |
虚血性心疾患 | 0.76(95%CI:0.58~0.99、p=0.04) | 0.56(95%CI:0.36~0.85、p=0.006) |
心血管疾患全体 | 0.88(95%CI:0.78~1.00、p=0.08) | 0.89(95%CI:0.76~1.05、p=0.10) |
でした。
男女差はなく、脳卒中に関しては海藻類によるリスク低減効果がなかったそうです。
特に心疾患に良いという結果です。
海藻類にはMg,Caといったミネラルが多いので血圧を抑える効果も期待でき、心血管疾患に特に有用かと思います。
塩分控えめの和食を健康和食と言って健康に良いことが報告されています。
ひじき、わかめ、昆布などを積極的に食べましょう!