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ベンゾジアゼピンの安全性

ベンゾジアゼピンはいろいろな有害性が言われており、wikipediaにもまとめられています。

 ベンゾジアゼピンの長期的影響

日本ではセルシンやホリゾンといった名前で販売されています。

長期使用を避けるよう言われている薬ですが、現実にはやめられず長期使用している方が多いです。

長期使用の安全性を検討した論文です。


Effectiveness and safety of long-term benzodiazepine use in anxiety disorders: a systematic review and meta-analysis.

ベンゾジアゼピン(BZDs)の長期使用に関する報告です。

PubMedを使ったメタ解析でBZDsの有効性を13週以上について調べたRCTを集め、有害事象(いわゆる副作用)について調べた論文です。

8研究(1,228例)が適合し、最初の8週間の治療後、BZDsと抗うつ薬に、有意差はありませんでした。

BZDsのハミルトンうつ病評価尺度は、プラセボと比較し、有意な差が認められませんでした。

BZDsは、プラセボよりも中止率が低く、便秘および口渇の頻度が高かったとのことです。

ということで、抗うつ薬と比べて有効性も安全性も変わりなかったという報告でした。

抗不安薬としてよりも睡眠剤として使われることのほうが多いと思います。

寝られないのに無理に離脱するよりは続けたほうが良いのかもしれません。

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