有酸素運動とレジスタンス運動の組み合わせ
食事療法中の肥満の高齢者において、有酸素運動とレジスタンス運動を組み合わせる事が最も有効でした。
今日はNEJM掲載の論文の紹介です。
Aerobic or Resistance Exercise, or Both, in Dieting Obese Older Adults.
NEJM,the New England Journal of Medicineの略称です。
医学系ジャーナルの中で最も権威が有る(インパクトファクターが高い)ものです。
このインパクトファクター(IFと呼ばれたりします)を集めておかないと教授になれなかったりしますし、IF高いと、”この先生すごい!”なんて学会で思われたりします。
お医者さんの権威の話は置いておいて、このニューイングランド(通っぽい呼び方です)は何が良いってアブストラクトの日本語訳が出ていることです。
抄読会(医局で一緒に論文読んだりする会)で、省エネモードな研修医の先生はこれを丸パクリで、ニューイングランドの論文です!って発表したりします。
ニューイングランドさまさまですね。
ちなみにこれが日本語訳です。
食事療法中の肥満高齢者における有酸素運動,レジスタンス運動,その両方の組合せの比較
リンク先を読んで頂くと分かるように有酸素運動とレジスタンス運動を両方やると良いですよ、というものです。
アブストラクトでは触れられていませんが、個人的に気になった以下の3点も挙げておきます。
・食事療法のみよりも、有酸素運動群、レジスタンス運動群、組み合わせ群いずれの群でも改善
・有酸素運動群とレジスタンス運動群では大きな差はなし
・有酸素運動群やレジスタンス運動群よりも組み合わせ群で改善
対象は肥満の高齢者ですが、割と一般化し易い気がします。
痩せたい方は食事療法に加えて、有酸素運動とレジスタンス運動両方やりましょう!
ちなみにテストステロンさんのTwitterみるとウェイトやる気があがりますよね。
プレワークアウトにおすすめです!