過敏性腸症候群(IBS:Irritable Bowel Syndrome)とは
明らかな器質的な異常が認められないにもかかわらず便秘や下痢、腹痛、腹部の不快感といったお腹の症状が長く続く疾患です。
検査で異常がないため、診断がつかずつらい思いをすることも多い病気です。
過敏性腸症候群の原因
原因は不明ですがストレスとの関連が強いことが指摘されています。
仕事がストレスの方の場合、土日などの休日には症状が軽くなることもあります。
また、胃腸炎などの消化管の感染症の後に発症することも知られており、なんらかの免疫機序が関連していると考えられています。
過敏性腸症候群の治療
過敏性腸症候群は、下痢型IBS、便秘型IBS、混合型(交代型)IBSに分類されそれぞれ対応が異なります。
食事療法、薬物療法ともにタイプに合わせて行います。
またタイプが変化していくこともありますので、主治医と相談しながら治療を進めましょう。
いずれのタイプでも、原因となっているストレスを突き止めてそれを改善することも重要です。
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