高血圧とは
血圧が正常値を超えて高いことが続いている状態です。
これ自体は何も症状はありませんが、放置すると動脈硬化が進展し、心筋梗塞、脳出血、脳梗塞と行った重大な疾患に繋がります。
また、
腎臓の機能の悪化の原因にもなります。
高血圧の原因
原因のはっきりしないものを1次性(本態性高血圧)と言います。
悪化させる要因として、加齢による動脈硬化、肥満、喫煙、ストレス、睡眠不足などがあります。
二次性高血圧とは、腎臓によるもの(腎実質性高血圧、腎血管性高血圧)、ホルモンによる主の(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫、副甲状腺機能亢進症)、血管によるもの(大動脈炎症候群、大動脈狭窄症)、
睡眠時無呼吸症候群や薬剤性高血圧があります。
高血圧の治療
非薬物療法としては、上記の肥満や喫煙、睡眠不足の改善に加えて食事療法があります。
高血圧の非薬物療法については
こちらのコラムに纏めています。
薬物療法は、合併症などに応じて薬を選択します。
降圧薬の効果を見て複数の薬を併用することもあります。
また、動脈硬化の進展を抑制し心筋梗塞や脳卒中を予防することが治療の目的ですので、高血圧の治療中には各種合併症を調べることも大切です。
特に、腎機能は高血圧により悪化しやすく、腎機能が低下した場合には薬物の選択や容量調整が必要です。
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